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ハグの価値 [人]

私の理解者のひとり、藤後先輩ではない人。
同期で、私の理解者がいる。
家に上げてくれて、お酒も作ってくれて、すきなテレビのポイントが一緒で、でも、恋愛にはならない人。

灸をやってて、ツボを見つけて据えてくれたり。
見るテレビの価値観は同じ。
藤後先輩と同じように、ビジネスの話が出来るクレバーな人なの。

お互いとても合うし好きだけど、それは人として好き、なのであって、恋愛ではないんだよね。
だから、ふたりで部屋にいても、何も起きません。
起きることは望んでいません。
お互いにね。
それでも、膝が触れ、ツボが分かるから手のツボや首のツボを押されます。
ドキドキもしません。お互いに。

セイフティーネットなんです。
どうしようもないときに助けを求められる仲。
価値観の合う人。
頑張っている人。
だから、私にとっても彼は大事。
簡単にセックスふっかけたりしない、大事な人。

横縞ではない関係。
尊敬できるもの。

それは、恋愛の好きとは別物なのだよね。

終電のアラームをかけてた。
鳴ったらすぐに部屋を出る。

彼は魅力的な人です。
他人から見てもそう。
それは、全くなびかない、自我の強い人だから。だと思います。

駅の階札前でハグ。
これは、家族愛のハグ。
生きろよ。健康に頑張れよ、のハグ。
大好きのハグとは違うやつ。

こういう関係もある。
年取れば当たり前ね。
この先ひとりでも、ひとりじゃないと思える関係だと勝手に思っている。
もちろん、彼に結婚相手が現れたら全力で祝福する。

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